小笠原の好投も空しく敗戦となった。

まぁ仕方がないの一言に尽きる。

今更、采配の差を語っても仕方がないがラミレス監督の方がシンキングベースボール、というか奥が深く、なんてか先を読んでいるように感じる。

小笠原の為に続投させた。成長の為、中継ぎの為、勝ち投手の権利の為。一概にも間違っていないのだが、もしも失敗した時、選手に何がしてあげられるのだろうか?一般的な会社であれば、カッコイイ上司が登場して俺が責任取ってやるとカバーすることもあるのかもしれない。ただ監督と選手は立場が違う。最後まで違う。出来ることといったら成功経験を残すこと、被害を最小限に食い止めることだろう。

『勝ち投手の権利』の価値を重要視するなとは言わないのだが、その場合は『負け投手の権利』も同じくらい重要視し、先発投手に負けが付かないような采配を同じくらい気を付けたらよいのだが。。。難しいのだろうか。

7回の攻撃。大野が打ってても、福田が二塁に戻れていたとしても、きっと小笠原に代打は出なかっただろう。

今はフォロー出来てもシーズンが終わるころには、小笠原君は防御率も悪く、負け星が先行していると評価されるだろう。その時に私の采配で。。。と誰も言わないし忘れている。非常に残念無念ではある。

例えが正しいかは分からないが、ギャンブルでも相場でも引き際が肝心、勝ってても負けてても潮時がある。そもそも世の中は思考を停止して頑なに変わらないものに対し、力もチャンスも与えてくれない。淘汰されるだけ。分からない年齢でもないだろう。

そしてチームで戦っているということ。選ばれた28人全員の可能性を伸ばすラミレス監督の采配。羨ましくて仕方がない。これを『層の薄さ』という言い訳をしてはいけないだろう。

9連戦のたった一戦、たった一戦なのだが今後が心配になった。選手と一緒に首脳陣も成長しないといけない。

でも結果的に藤嶋が見れたね。中日の意思では無く、引きずり出された感はあるが、最初が肝心なチームの中で良い投球を見せられたので、今後のチームに明るい材料をもたらしてもらいたい。


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