意思疎通不足が影

先日中日新聞に継投と打順について記載されていた、まず継投について書いてみる。

ドラゴンズの継投は「誰がどこで投げるかは試合の中で知る」という記事が出た。熱心なファンはこの記事を見て「うん、知ってた」と思ったであろう。

記者の方が連名で書いているところを見ると、この記事にかなりの思いが込められている。また新聞社ならではのアプローチであり、数少ない中日の強み。一部のファンからは批判、辞任要求と言われているが、それすら辞さない思いは確かにあるのだろう。

ただ、すべての責任を首脳陣に押し付けるのは得策ではなく、正しい部分もあるが間違いでもある。

交代する理由はチーム成績だけではない。成績度外視にその人間が『使える人間』かどうかだ。今年優勝しようが、最下位になろうが変わらないと思う。

『自分で考える、勉強する、謙虚さがある、誰よりも厳しい、自分の考えを伝達する技術がある、選手だけでなくコーチ間でも』など。この『胆力』という表現が正しいかはわからないが落合監督は完璧に備わっていたと思う。全てを知っているわけではないが発信する言葉を聞く限りだ。

こんなことを言うと「落合シンパめ!」といってアンチの方々が喜んで反応してしまうが、強く否定はしない。ただアンチの方よりも、落合氏の言葉に聞く耳を持っている分、「+1」物事を知る可能性を潰してないと捉えてもらえたら非常に光栄だ。

森監督も他球団と比べれば高いとは思うが、気になる点は苦労を共にしている選手、コーチたちに情を持ちすぎているのではないかということ。その上でも間違った判断はしないだろう。

結局何が言いたいかというと「今季の采配」と「投手の低迷」はそこまで大きく関係なく、しいて言えばこれまでの疲労のツケのほうが大きいと思う。

もっと直接的に言えば朝倉コーチに責任を負わせるな、だ。そりゃ9/4の田島登板は象徴的な悪手ではあったが、こんなもんはコアなファンからすれば記事にしなくても知ってる。もし使えない人間ならわざわざ記事で扇動しなくても淘汰される、それが社会。

臨むことは我々が知ることのできないポジティブになるニュースを届けること。私のいちブログごときですらネガティブ記事を書くと悪影響を出す、大本営くらい明るくあって欲しい。連敗時のサンドラくらい。

チャンスを与えられるコーチ陣は学習し来年に臨めばよい、それだけだと思う。その思いは必ず選手に伝わると信じている。選手たちも現コーチに責任を取らせることなどだれ一人望んでおらず、選手も選手で自分に出来なかったことをしっかり反省し次に生かせばよいだけだと思う。

それでも監督やベテランコーチは去るのだろうか?決して望んでいるわけではないが、若いコーチを守るくらいのカッコよさは見せてくれないと困る。

どんな世界にも共通して言えることだと思う。


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