今季を振り返る①

例年と比べ単純に否定が出来ない今季。なんか良かったような悪かったような騙された気分の一年。そんな今季を振り返りたい。

<なんとかプラス?の内容>
 ・野手陣、出続ける
 ・外国人、松坂と期待以上の活躍
 ・投手陣、新戦力続々

まず出続けた内野手3人について書いてみる。

【周平の固定】
やっと実現。周平を使い続けた。ケガもなく思ったよりもセカンドの守備は上手かった。彼に対しての期待度は高いようで低く、今季の成績に満足している方は多いのでは?と感じる。
 打率.254 二塁打26 本塁打11 打点69

7月だったか失速もあり先発から外れる機会もあった。ただ一軍に残り最後まで戦い続けた。采配で一番良かったと感じることは一度も上位打線に上げなかったことだと思う。たまたまかもしれないが程よい重圧だったのではないか。

ただし課題は山積み。相変わらず内角や速球に弱い印象は変わらない。セカンドの守備力は確かに上がったが個人的には求めていなかった部分であるため、正直上手くなったことが彼の打撃に対する期待度を下げた気がする。もっと言ってしまえばセンターラインを任せられるタイプではないのでは。

思った以上に荒木の壁は高く厚い。セカンドに求められているのは『走』、『攻』、『守』だけではないのだろう。昨年からずっと気にしていること、投手陣への声かけが出来る人物がいない、言葉の壁を越えてビシエドが一番リーダーっぽく感じる。投手コーチの出るタイミングも今季は近年稀にみる最悪具合だったが、もしかしたら内野陣の気の使えなさも影響してたかもしれない。

【京田の固定】
京田を使い続けて欲しいと言い続けた私も途中外したくなった。それでも外したら駄目だと思ったらアッサリ一番打者に変えたチームにがっかりした記憶がある。一番打者で成績が上がったという話だが、正直大島も京田も平田も一番の方が成績が上がるのは当然だと思う。1番打者よりも2番打者のほうが大事な場面で回る、だからこそ相手投手も警戒する。その厳しさで京田には結果を残してもらいたかった。打撃内容はほんの少し成長を感じたかな?非常に長いこと待たされた気はする。データ攻めにあったのか内野安打も少なく、盗塁もあまり成功しなかった。ただこれはチームの采配の問題だと思う。チームが盗塁成功したいなぁと思う場面は警戒されるに決まっている。すると思ったらしないの方が相手は嫌がるんだけどな。盗塁をギャンブルでなく、スキを突く作戦にして欲しいところ。

まぁ数字はさておき入団してフルで活躍していることに価値がある。打席での頑固さはいつか結果が付いてくる気もするのでグッと我慢して見守りたい。誰が何と言おうと彼が2番で成功してくれないと困る。

【福田が出続けた】
最後まで期待した姿ではなかった。配球の駆け引きのスタート地点にすら立てなかった印象。見たかったホームランは2本ほど。そんな状況が守備にも影響。ただ選手会長の圧力だったと信じたい。中日の選手会長は2年周期が定番になっているようにも感じるが、ほとんど不振になっている印象がある。成績を残さないといけないメンバーばかり選んではいけないと思う。何かスタメンじゃないといけない、ローテ投手じゃないといけないという固定観念があるのではないだろうか。とはいえ一年で交代すると気にしそうなので来年も頑張ってもらいたい。

成績はさておき福田選手が活躍するとベンチが盛り上がるシーンをよく目にした。相当姿勢など信頼されているのだろう。そんな愚直な彼に配球の駆け引きができるかはさておき、もっと粗い打撃を望みたい。オールスター後だったかサンドラで直球を狙うと公言しており、えっ?と思った。ただ見守っていると変化球をセンター返しする教科書通りの打撃をしていた印象が強い。あれも技術だとは思うが、7番打者だと意味がない気もする。走力があればよいのだが。

やっぱり直球を狙う、あの時は分からなかったが方向性はあっていたんだろうな。直球を絶対に投げてはいけない打者を極めて欲しい。その為にも自分の攻められ方を見直してもらいたい。きっとパターンは限られているはずだ。


【まとめ】
周平、福田はほぼ下位打線。無理やり使い続けたとはいえ怪我無く乗り切った。この実績と年俸アップが彼らに自信を与えると信じたい。3人とも物足りない成績ではあったが、その物足りなさは『伸びしろ』だとは思うが、外野手とビシエドが頑張ってこの順位なので内野陣は解体が必要だろう。レフトにアルモンテが入る限りチームの走力不足は続く。

結局セカンドは荒木のように守れて走れる選手を入れるのがベストだと思う。荒木がセカンドは亀沢で十分だというのなら従う。堂上が守備固めを卒業し投手も内野陣を支えるのなら起用しても良いかもしれない。ドラフトは未来の補強なのでまず今のメンバーで決めて欲しいところだ。


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