与田監督が見事に根尾の交渉権獲得!

 1位 根尾 昂  投手・内野手
 2位 梅津 晃大 投手
 3位 勝野 昌慶 投手
 4位 石橋 康太 捕手
 5位 垣越 建伸 投手
 6位 滝野 要  外野手

明るい未来を想像できるだけでも価値があるのに彼からは強い意志とそれを表現する言葉が出てくる。今後も壁にぶつかるかもしれないが、彼は原因を追究することを怠らないかったそうだ。
『裏付けがないと自信にならない。自信がないと自分の形は見つからないし固まらない。早く自分の肌でプロを感じて何が足りないかを知りたい。』

根尾の不調時の意識付けの言葉だ。言葉から油断など微塵も感じられない。
やばい。。。こんな言葉でない。このプレッシャーを受ける内野陣も同様に成長が期待できるかもしれない。そして二刀流、大谷の活躍もあり否定する人間など皆無、本人の意思を尊重する様子だ。

さて、ドラフトを振り返ってみる。
高校生野手に集中する珍しいドラフトとなる。プロとして走攻守揃ったスターが欲しいのは勿論だとは思うが昔以上に求められる選手像が変わっている印象がある。メジャー野手が出ていない昨今の状況から行くと不足しているのかもしれない。

たまたまとはいえブレないチームが駆け引きに勝利した印象。迷うだけ、悩むだけ無駄なこともあるのだろう。

幸い根尾を引き当てた中日は2位で注目選手の一人、東洋大の梅津投手を獲得。元々外れ1位候補にも挙がっていたような気はする。背も高く直球も153キロと速いようだが大学生の中では素材の扱いを受けている。パワーヒッターの頓宮捕手が残っていはいたが投手を優先しスラッガーは獲得しなかった。もうチームは長打は求めていないのかもしれない。梅津投手には角度のある球を投げて欲しいところだ。

逆ウェーバーで回ってきた3位では勝野投手。上位でリストに上がっていたとのことなので上手く獲ったいのかもしれない。地元栗林投手は行かなかったな、ここら辺に何か優先順位なのかがあるのかもしれない。しかも捕手の石橋をその後4位。その間にロッテ、阪神、楽天も投手を獲っているところを見ると戦略的に残っていると確信した可能性がある。下位チームならではの戦略は面白いところだ。彼も狙っていた報道が出ていた。強肩、強打とのことだがこの順位まで残っていたところが気になるところではある。とはいえ若い捕手がいない中日はぜひとも捕手として育ててもらいたい。

垣越投手は左腕。ちょっと印象には残っていないが彼も地元枠に入るのだろうか。そして最後に滝野外野手。この流れで走塁も期待できる外野手を獲る。

なんともバランスの良い獲得となった気はするが、根尾に二刀流とか言って内野やらす気満々な気がする。まぁそれは良いとしても荒木の後継という印象はないかな。どうも足の速い選手は皆、左打地になっている印象。菊池、山田のように右の内野手も取って欲しいところ。いつの間にか左打者ばかりになるのも悩ましいところだ。

ドラフトを6位で切り上げ、唯一育成を指名しなかった中日、達成感が十分あるのだろう。もう少し野手が欲しかったのが本音だが似たような年代を集めても群れるだけかもしれない。
あと何年もチームに期待が持てることを喜びつつ、今日はゆっくり休みたい。