今日の中スポ一面は吉見だった。日米野球の宣伝記事で覆われてはいたが、中から吉見の記事が出てくる。紹介されているコメントは下記だ。

『僕を必要としているという思いを見せてもらえればドラゴンズに残りたい。でも今までの交渉ではそれが伝わってこない。他球団からの評価も興味がある』

このコメントを見て思うこと、お前は女子か!だ。私の職場に『自分を必要としているという思いを見せて…』なんて人間がいたら、しょーもない人間だなぁと思う。吉見と一般人は違うと思うかもしれないが『何かに必死な人間』は思った以上に多い。どんな世界であれ。

勿論前後の会話だったり、新聞では十分伝えられないニュアンスなどあるだろう。聞かれたから答えたのだと思うし十分回答する時間は無かったと思う。ただ私自身の思いはこの文面を見て少し変わってしまう。準地元であるオリックス西の報道も影響しているとはいえだ。

うーん、ここまで拗れている吉見。チームの為にどれだけ十分力を発揮できるか?私自身も吉見を素直に応援できるのか?そんな複雑な思いはある。

こういうとき『FAは選手の権利だ!』という論点ずらしが発生しやすい。ただFA取得した選手だろうが、戦力外で拾われた選手だろうが、二軍の選手だろうが求められることは一つ、チームに貢献すること。その過程で各自が期待され、成長し、結果を残す。当然の流れだ。

何が気に入らないのか?金銭が目的なら『1億2,000万欲しい』などと数字を伝えるべき、『他球団の評価が聞きたい』ならば『必要としているという思い…』なんていう訳の分からないことを言ってはいけない、『私と西どっちを高く評価していますか?』これくらい素直に聞いてくれても良い、球団にとってもプラスになる、絶対。

確かに球団は吉見の交渉を最初にすべきだった。来季のコーチ陣も決まっていない多忙な状況だったこともあったが。ただ過去の失敗を言い続けても仕方ない。今日この記事が『必要な選手』から『いなくても何とかしないといけない選手』へと私の中では変わった気がする。

吉見が必要かどうかは今季の数字が既に物語っている。ただし新監督、新コーチはどこまで彼を中心に思っているかはわからない。横一線なのだから。そこは十分受け入れて欲しい。

球団はすでに宣言残留を認めている、吉見が宣言し他球団と交渉しない限り球団は後手なのだ。交渉では中途半端なことをしてはいけない。それが吉見に対する礼儀だろう。中日はFA関係なしに今の評価をぶつけて欲しい。

後は球団が数字以外の部分を期待していることも伝え、十分褒めたのかな。明らかに他の投手陣と違う意識を持っている。そこは認識してあげないといけない。


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