野手の明るいニュースが続いていたキャンプ前半。気が付けば投手陣の不安が現実味を帯びてきた。ますます順位予想で最下位が増えそうだが気にすることはない、まだ始まってもないのだ。

ただ現実は”練習試合だから”の一言で片づけられないくらい打ち込まれている、内容は良いなどの強がりも言えない。そして田島離脱。どうしてもドラゴンズ投手陣にはケガが付いてくる。藤嶋、岡田、福など期待の投手達も当たり前のようケガしてきた。過去の無理な登板数やスクランブルと選手寿命を縮める理由は多くある。中継ぎ陣だけでなく、小笠原の強引な完投もあった。今でも間違ったと思っているが選手は真面目過ぎて頑張りすぎる。お預けするくらい周りがコントロールしないといけない。ただこれらは昨年からの首脳陣が十分改善してくれている。

下手な投手のやりくりを繰り返し長年Bクラスだったのだ、簡単には上がれないはずだ。ただチームは今できることを最大限実施している。投手陣に戦力外が無かったことを考えると危機感は十分持っているに違いない。

投手陣に望むことは一つ。先発陣が昨年以上に長い回投げる、そして出来るだけゼロを並べる。負荷が減ればリリーフ陣は必ず調子を上げ抑えてくれる。4月は采配する側がどれだけ我慢できるかだ。

キャンプ映像では山井と吉見が元気にマウンドで投げていた。昨年は見事開幕ローテ入りした二人、今季も選ばれて問題ないと思う。『チームの1勝目』は思った以上にプレッシャーがかかる。大野で取るのがベストだが、万が一取られた場合『圧』とも戦わないといけなくなる。そんなプレッシャーをかけず各々の開幕を迎えてもらいたい。そういう意味では期待の若手投手陣は徐々に乗ってきてから出番を増やせばよいだろう、元々開幕ローテなど2週も続かないものだ。

激しいスタメン捕手争い、オーダー問題などポジティブな悩みもあるがまずは投手。不安を抱えながらも深く考えず、素直に応援していきたい。