勿論チームは勝つつもりで臨んでいる。数字を見れば見事な負け。ただ数字ほどの差は無かった。

チーム力の差ではないと思う。ドラゴンズよりも早くDeNAの準備が出来たというだけ。メンバー、特に野手を見れば伸びしろなどない、悪い頃のドラゴンズに近い。佐野以外に未来を背負っている選手はいない。準備さえできれば十分対応出来る。不安な方は安心して欲しい。もっと言えば警戒すべきチームなど他にいくらでもいる。

負け惜しみ?その通りだ。ただビジター6連戦、西側諸国には不利だった。ホーム球場に帰れないデメリットの中、2勝4敗で帰ってきたのだ、温かく迎えて欲しい。シーズンが始まったとはいえドラゴンズは慣れた環境で情報を整理し『よし行くぞ!』という気持ちになっていない。ナゴドで公式試合を行ってこそ選手に気合が入るし、野球が出来る喜びを感じる。思うところはあるはずだ。

打順は理想に近づいたかな?アルモンテも無事2番に収まる。守備で外せない選手が後ろ、守備に難がある選手、打撃に実力のある選手が前なのは常識と言っても良いだろう。平田も遠藤も外れたが彼等だけじゃない。彼等を否定するのではなく、残りのメンバーを肯定すること。チームが良くなる傾向、きっとプラスになる。

10点取られれも1敗。シーズンは始まったばかりだ。焦らない姿に期待している。

『得るものがあるなら2勝4敗でいい』は達成された。ルーキーバッテリーがプロのレベルを知り、岡野は打ち込まれたが投げ続けた。ただの凡退でも9球粘った郡司と昨日の加藤とは違った。しかし『郡司を使え』ではなく、各人の能力の差を理解し適材適所で起用することが大事だろう。来週もこのバッテリーが見たいね。大野の能力を最大限に引き出せるのなら大野は加藤で構わない、二人でタイトルを取ったのだからプライドも経験もある。ただでさえ現代は情報過多社会、野球の話だけでなく悪口だって聞こえてくる。捕手一人で抱えるには重すぎる。

プロ野球にもニューノーマルな戦いが求められている。明日も我々の予測を超えた采配、プレーを期待している。