8−0。油断は禁物とはいえ、7回に5−0となったことでだいぶ楽になった。今シーズン安心して9回を見られたのは初めてかもしれない。

先発岡野は再三ピンチを招きながらもゼロに抑える。実力だとか、好守備だとまでは言わないが運だけではないだろう。一つは流れ、もう一つは打者に対しカウントを有利に進められたことだろう。オープン戦時に見せてくれた良さがジワジワ出てきたのではないか。これで2勝目だ。

野手は阿部が3本のタイムリーと大活躍。正直、技術的に何が変わったかは分からないが「揺り戻し」じゃないか?とすら思える。まぁ今日はスタメン5番と期待され、その期待に応えた。それで十分だろう。

もう一人、今日の試合を地味に支えた加藤捕手も忘れてはならない。これだけ長くスタメンを外され思うところはあったに違いない。私自身も打てない捕手に対する物足りなさを実感していた。ただ、肩でも、打撃でもなく、投手を支える活躍は良かった。ただ、結局捕手の貢献度は見えにくい、過大評価の可能性もゼロではないし、一概にも言えないのだろう。とはいえデータ重視のDeNAに対し捕手を変えたのは効いたのかもしれない。

今日のゲームをDeNAがどのように位置づけしていたかは分からないが、ドラゴンズはドラゴンズ、今日の試合を自信に空元気に調子を上げて欲しい。