1-0で勝利。大野が7回無失点でドラゴンズらしい勝ち方。戦いは終盤に入り、元気さを見せる大野は「らしさ」全開だ。ただ喜んでいいのかは分からない。勿論大野に文句はない。チームは成長のない戦いをして良いのか。

言って終えば周平が第一打席の2球目を逃さず強く振っていれば終わっていた。まだまだ本調子じゃない。俯瞰的に「自分は舐められている」と気づき逆手に取る。そこでようやく昨年までの周平の姿になると思う。まだまだ先は長い、年齢は京田と1つ差。常に出場までは求めないが長い目で見守りたい。

これで大野は5勝8敗、このまま勝ちを重ねて見栄えのある数字にして欲しい。投球回は110回1/3、順調に伸ばして規定投球回は達成するかな? 4人の達成も見えていたが福谷が骨折。

今季の彼に対する唯一と言っていい期待「年間ローテを守る」これが絶望的になり残念で仕方がない。来季もう一度同じ目標のために頑張ってもらいたいし、無理して続投するような選手になってほしくない。残りの大野、柳、小笠原も十分気をつけて欲しい。福谷の場所はジャリエルが埋め、大野が中5日かな?オリンピック後に抹消された勝野を筆頭に見たい投手は多い。


さてドラゴンズ監督問題とも似ていなくもないニュース、”菅総理総裁選不出馬を表明”、何に屈したのだろうか。日本型ポピュリズムというか内閣支持率なんてマスコミやワイドショーが一緒に盛り上げてくれないと伸びない。政治すらエンタメ性を求める国民性に屈したのかもしれない。全ての不幸をトップに求め、トップが変われば良い方向に変わると思い込む人間が多数派なのは恐ろしく感じる。

そう考えるとドラゴンズファンの持つ感覚は圧倒的に高尚だったりする。監督が変われば解決すると考える人間は少ない。弱い要因なんてあげればキリがない。球団にお金があろうがFA選手は来ない、昔で言えば江藤だって来なかった。外国人選手も大きなファクタだけどやっぱりドラフトだろう。

今年最大の失敗の一つ、昨年ドラフトで獲得した選手が一切活躍していない事実。異常だと思う。無理矢理に稲葉監督と野本スカウトが期待した三好に賭けても良かったが平等な競争のもと這い上がってくることが出来なかった。近藤投手も定着せず、2位の森投手はチーム状況?でデビューなしだ。ここまでドラゴンズの中継ぎ陣は隙がなく、佐藤投手ですら上がれそうにない。投手陣でトレードだって出来た気もするが実施されず。来季延長12回に戻る気配がなければ投手の出番は更に減る一方。

そんな絶望的な中、土田選手が昇格。溝脇選手のケガという驚きもしない状況で抜擢。大勝か負け試合でしか出番がないかもしれないが是非プレーが見たい。明日も勝てば明後日京田の代わりに出しても面白いだろう。

新戦力はどう転ぶか分からない、だからこそ期待する。こんなチーム状態でも期待してしまう悲しい性。とりあえず柳に完封を期待しよう。